BUYMA(バイマ)出品外注化マニュアルを作成する方法を教えます【総出品3万品達成】
こんにちは!浪速でフリーランスをやっています和田(@naoya_naniwa)です。
BUYMAをはじめて5年半が過ぎたのですが、今まで出品した商品の数は約3万品を超えました。
もうすぐ4万品に到達する感じです。
これだけ多くの商品を出していると「なんでそんなに出せるんだ」「1日中BUYMAやってるのか」と聞かれるのですが、僕は自力では80品ぐらいしか出してません。(5年半で)
そう、僕はほぼ何もしていなくて、僕の外注スタッフさん達が出品してくれているわけです。
今回はこんな超出品を可能にする、外注化マニュアルの作成方法についてお話しします。
もくじ
BUYMA(バイマ)出品外注化マニュアルを作成する方法を教えます
早速ですが、出品外注マニュアルとして作るべきものは以下の3つです。
- 商品登録マニュアル
- 商品コメントマニュアル
- 画像加工マニュアル
商品登録マニュアルに他の2つを入れない理由は
そうするとあまりにも長いマニュアルになってしまい、読みにくくなってしまうケースがあるからです。
実際、僕は元々一つのマニュアルに全ての内容を記載していたのですが
当時の出品担当さんに「3つに分けるのと、統合するのどっちが読みやすいですか?」と聞いたら後者だったので、そうしている感じです。
ただ、これは出品さん毎に違うはずなので
皆さんも出品さんに意見を聞きながら統合するのか、分けるのか考えていってくださいね。
というわけで、それぞれ解説していきます。
①商品登録マニュアルの作り方
こちらは実際に商品をBUYMAに登録する際の手順、注意点をまとめたマニュアルになります。
BUYMAで商品登録する際には
- 商品タイトル
- 商品画像
- 商品コメント
- カテゴリ
- ブランド
- シーズン
- タグ
- 配送方法
- 購入期限
- 数量
- サイズ・在庫
- テーマ
など様々な項目を入力する必要がありますが、この全てをルール化し、誰がやっても一定のクオリティを保てるようにするのが「商品登録マニュアル」の役割になります。
詳しい商品登録時の注意点については、こちらの記事でまとめてありますので
まずはご自身でそれぞれの項目に対する戦略を組み立てて、それをマニュアルに落とし込んでいきましょう。
累計600人を指導したバイヤーが語るBUYMA(バイマ)の初出品方法まとめ【2019年度版】
②商品コメントマニュアルの作り方
商品コメントマニュアルでは、商品コメントのテンプレート(型)について話したり、実際にその型を元に商品コメントを書いている例を各商品カテゴリー毎にまとめていきます。
例えば、僕は先ほどリンクを載せた「初出品方法まとめ」の記事内で、商品コメントの型は
- 色・サイズについて(機能面)
- 素材について(機能面)
- 用途について(機能面)
- 着用シーンの情景(感情をグサ!)
の4つを網羅するように書くのがオススメだと説明していますが
こういった型を自分の中で作って、それを外注さんに教えていきます。(つまりマニュアルに落とし込んでいきます)
そして、これだけだとイメージが湧かないので
「初出品方法まとめ」の記事内で僕が例として出しているバレンシアガのバッグのように、
いろんなカテゴリー毎に商品コメントを書いて、それをマニュアルに載せておいてあげると外注さんも参考にしやすいです。
その際には必ず商品画像も一緒に掲載しましょう。じゃないとなんのこっちゃ分からないので(笑)
- ドレス
- バッグ
- 財布
- ブレスレット
- ピアス
- パンプス
- スニーカー
- 水着
- サングラス
というカテゴリ毎に参考コメントを書いておく感じですね。
ちなみに何もこれは0から書く必要はなくて、出品外注スタッフを雇おうと思っている方は
自分で出品をされた経験が数十〜数百件ぐらいはあると思いますので
今まで自分が書いてきたものの中から抜粋したり、少しアレンジ(本気で書き直すw)したりすると良いですよん。
③画像加工マニュアルの作り方
画像加工マニュアルについては、もうそのまんまなのですが(笑)
皆さんが普段行っている画像加工の様子のキャプチャを撮って、テキストと合わせてマニュアルにしていってください。
よくある過ちが、「出品担当さんに、どのソフトやアプリを使うのかを任せる」ということです。
こうすると元々画像加工のスキルが高い外注さんを除いて、多くの出品さんは精度にバラつきが出ます。
要はAさんは画像加工が綺麗で、Bさんはちょっと雑で、Cさんはマジでへんてこなものをあげてくる・・・という現象が起きてしまい、そうなるとマニュアルの意味がないので
使用するソフトやアプリはこちらでいくつか候補を上げて、その範囲でやってもらうようにするのがオススメです。
ちなみに僕のBUYMAチームでは「PhotoShop」か「Pixler Editor」か「Gimp」か「Googleスライド」を使用してもらうようにしています。
この中のものであれば、どれを選んでも画像加工は可能なので、使いやすいものを選んでねーって感じですね。(PhotoShopは有料なので使う人少ないですがw)
ちなみに僕自身が加工する時はPhotoShopを利用しています。めっちゃ使いやすいです。笑
マニュアルをPDFやドキュメント形式で作る方法
さて、それでは各マニュアルを実際に作っていく手順をお伝えします。
まずはPDF or ドキュメントファイルで作成する方法です。
つまりテキストマニュアルですね。
使用するソフト(サービス)は
- Word(Windowsの方)
- Pages(Macの方)
- Googleドキュメント(クラウドで誰でも使えます)
のどれかでやっていくのですが、オススメはGoogleドキュメントになります。
理由はシンプルに、リアルタイムに更新されるので、保存し忘れによるデータ削除が起こりませんし
ファイルを共有しておけば、マニュアルを更新しても、外注さんにその都度ファイルを送る手間がかからないからです。
これがPDFファイルですと、マニュアルを更新する度にファイルをPDFに書き出しする必要があって、またそれを外注さんに送る謎タスクも発生します。笑
完全に時間の無駄なので、Googleドキュメントでマニュアルを作っちゃって、共有しちゃいましょう!
Googleドキュメントでマニュアルを作成する方法
まずはGoogleで「Googleドキュメント」と検索するか、こちらのリンクからアクセスしてください。
パーソナルの「Googleドキュメントを使ってみる」をクリック。
空白のドキュメントか、各テンプレートが選べるようになっているので、お好きなものをお選びください。
今回は空白ドキュメントで進めますね。
この画面になるので、まずはマニュアルのタイトル(タイトルタグ)と、マニュアルの大枠の構成(見出し2)を決めていきます。
上から順番に書こうとすると、何を伝えるべきなのかがあやふやになって、結果的に時間がかかっちゃいますし
分かりにくいマニュアルになりやすいので、本文を書く前に構成を決めちゃうと良いですよ!
こんな感じにだーっと書いていきます。
書けたら各見出しを選択して、画面上にあるスタイルから「見出し2」を選択します。
するとこんな感じで、左側のウインドウに見出しが追加されていきます。
今回は「商品登録の手順」という見出し2の章の中に、商品画像や商品名や商品コメントの付け方についてまとめていく構成にしたので、それらは「見出し3」としてスタイルを定義していきます。
すると画面左側のように、「商品登録の手順」の下の階層に「商品画像」などが入っていくようになります。
※ちなみに僕が今書いているこのブログ記事も全く同じ構成で書いています。
尚、画像を挿入したい時は、挿入したい画像をドラッグ&ドロップするか、画面上の「画像の挿入」を押すと挿入できます。
こんな感じでマニュアルを作っていって、完成したら「ファイル」→「共有」から外注さんにマニュアルを共有すると終了です。
外注さんに割り振る権限も決められるので(例:閲覧専用)必要に応じて選んでくださいね!
一応、一回PagesかWordのファイルでダウンロードもしておくと、自分が誤って削除してしまった時も安心です。笑
マニュアルを画面収録動画で作る方法
続いて、マニュアルを動画で作成する方法についてお話ししていきます。
テキストマニュアルと動画マニュアル、それぞれメリデメがあるので、両方作っておいた方が無難です。
ちなみにそれぞれのメリデメはこんな感じ!
・テキストマニュアルのメリット
外注さんが気になったところを見直しやすい。
・テキストマニュアルのデメリット
細かいところが分かりづらい
・動画マニュアルのメリット
細かいところまで分かる。見ながら同時並行で作業を進められる。
・動画マニュアルのデメリット
いちいち気になるところまで飛ばして見ないといけないので、見直しにくい。
というわけで動画マニュアルの作り方ですが、使うソフトはWindowsとMacで異なります。
僕はMac信者なのですが、Macの方は「QuickTime Player」を使用すると簡単に画面収録動画の撮影が可能です。
Macの場合の画面収録方法
QuickTime Playerを起動して「ファイル」→「新規画面収録」を選択。
真ん中の赤いボタンをクリック。
(マイクの設定なども下矢印からご確認ください)
こういうウィンドウが出てくるので、アナウンスに従っていただくと撮影がスタートされます。
撮影を終了する場合は画面右上に表示されている停止ボタンをクリックすればOKです。
その後、撮影した動画はYouTubeなどに「非公開設定」でアップロードして、リンクを外注さんに共有すると完成です。
(間違って公開設定にしちゃうと世界中の方が見れるようになっちゃいますので、ご注意ください。笑)
Windowsの場合の画面収録方法につきましては、僕がWindowsを使ってた2015年の頃はBandicamを使っていましたが、最近はFonepawというサービスもあるみたいです。
どちらでも収録可能だと思いますので、参考にどうぞ!
外注マニュアルを作る上での最重要ポイント
外注マニュアルの作成手順は以上なのですが、最後にめっっちゃ重要なポイントをお話ししたいと思います。
外注マニュアルを作る上で、僕ら経営者側が意識すべきことは
- 誰が読んでも分かりやすいマニュアルであること
- 完全未経験者の方をエース級の出品スタッフさんに成長させられるマニュアルであること
です。
マニュアルを作り込むのは結構エネルギーがかかるので、みんな感覚で投げちゃいがちなのですが
それをしちゃうと、人材に頼った経営になってしまいます。
つまり、「たまにくるめっちゃ仕事ができる外注さん頼り」なグラグラな仕組みってことですね。
だからそうならないように、誰が読んでも同じレベルの出品が可能な、ゴリゴリにルール化したマニュアルを作るべきなんですね。
そうして全体の出品精度を底上げして、「ここから下は絶対に切らない」というラインを作っていきましょう。
その上で、たまにいらっしゃるマジで仕事ができる外注さんや、画像加工のセンスが良い外注さんや、商品コメントが上手な外注さんのノウハウを、さらにマニュアルに落とし込んでいくのです。
そうすることでBUYMAチーム全体のレベルは右肩が上がりに伸びていきます。
そうしてゆくゆくはみんなで成長できるチームを作っていきましょう。
全員で勝つ。ワンピース!!!(どんっ)
それでは、また!
関連記事:【保存版】BUYMAで売上伸ばしたければ外注化しろ!外注化の基礎知識編
関連記事:【完全保存版】BUYMA(バイマ)で出品外注さんを募集する際のポイント全まとめ
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