【まとめ】フリーランスを6年やって感じたこと17選。良いことばかりじゃない【新卒フリーランス】
どうも!数年前、新卒フリーランスとして起業した和田(@naoya_naniwa)です。
今年で僕はフリーランス(というか自分で稼ぐようになって)になって6年が経つのですが、
6年間フリーランスをやって感じたことを先日Facebookにまとめたところ、
非常に沢山の方から共感のメッセージをいただけたので
今日は「フリーランスを6年やって感じたことまとめ」を記事にもしていきたいなと思います。
- フリーランスを目指している人
- 現役フリーランスで、これからのことに悩んでいる人
- 新卒フリーランスの方
もくじ
- フリーランスを6年やって感じたこと
- お金稼ぐことは難しくない
- けど不安と戦うのが難しい
- やったことが全て自分に返ってくる幸せ
- もちろん失敗もすべて自分に返ってくるから重い
- 起業は紙を提出するだけ。今日できる。1円もいらない
- 稼ぐより、稼ぎ続けることが100倍大変
- 結局、「稼げること」よりも「好きなこと」をすることが、より長期的な売上に繋がる
- 目の前のお客さんを疎かにする奴は絶対に続かない
- 今時「3年以内に倒産する」は間違い。正しくは「3年以内に会社員に戻る」。不安と孤独で。
- フリーランスでいう成功とは収入の多さではなく、「好きなことと稼げること」「仕事と家庭」のバランスがどれだけ取れているかである
- ノマドワークは永遠に飽きない
- 人生どうとでもなる感がすごい
- 「年収1億」って人を見たとき、独立前は方法を知らなかったから「嘘だろ」って思ってたけど、フリーランス6年目になると方法と、その大変さが分かるから、どんな稼ぎ方であっても「すごいな」とは思う
- お客さんを巻き込めないリーダーは孤独だ
- 会社員自体の取引先からだけ仕事をもらうのはフリーランスとは言えない
- 好きな時に、好きな場所で、好きな仕事を、、は3年ぐらいで飽きる。どれだけやりがいのある仕事をしているかが継続的な充実度に繋がる
- 結局、フリーランスが好き
フリーランスを6年やって感じたこと
まずはFacebookに投稿した内容から。
原文がこちらです。
↓↓↓↓
- お金稼ぐことは難しくない
- けど不安と戦うのが難しい
- やったことが全て自分に返ってくる幸せ
- もちろん失敗もすべて自分に返ってくるから重い
- 起業は紙を提出するだけ。今日できる。1円もいらない
- 稼ぐより、稼ぎ続けることが100倍大変
- 結局、「稼げること」よりも「好きなこと」をすることが、より長期的な売上に繋がる
- 目の前のお客さんを疎かにする奴は絶対に続かない
- 今時「3年以内に倒産する」は間違い。正しくは「3年以内に会社員に戻る」。不安と孤独で。
- フリーランスでいう成功とは収入の多さではなく、「好きなことと稼げること」「仕事と家庭」のバランスがどれだけ取れているかである
- ノマドワークは永遠に飽きない
- 人生どうとでもなる感がすごい
- 「年収1億」って人を見たとき、独立前は方法を知らなかったから「嘘だろ」って思ってたけど、フリーランス6年目になると方法と、その大変さが分かるから、どんな稼ぎ方であっても「すごいな」とは思う
- お客さんを巻き込めないリーダーは孤独だ
- 会社員自体の取引先からだけ仕事をもらうのはフリーランスとは言えない
- 好きな時に、好きな場所で、好きな仕事を、、は3年ぐらいで飽きる。どれだけやりがいのある仕事をしているかが継続的な充実度に繋がる
- 結局、フリーランスが好き
それでは一つずつお話していきます。
お金稼ぐことは難しくない
まず、フリーランスを長くやってると、お金を稼ぐことはそんなに難しいことじゃないことがわかります。
なぜなら、提供する価値のアイデアを書き出して、求めている人に販売すれば良いからです。
もちろんその時に競合他社の存在はありますが、
そこも「機能的価値」「感情的価値」「自己表現的価値」の割合を操作すれば、どんなサービスでもある程度差別化が図れることに気付くんですね。
それに一度事業を軌道に載せることができると、スキルと思考力が身についているので2つ目からは、軌道に乗せるのがグンっと楽になります。
けど、
けど不安と戦うのが難しい
と感じる人は多いです。
この感情さえ邪魔しなければ、もっともっと行動できて、もっともっと成長していくことができるのに
この感情によって、僕らフリーランスは時に立ち止まってしまうことがあります。僕も6年間非常に苦労しました。
年々、この感情との付き合い方がうまくなって、最近は以前ほど不安になることはないのですが、最初の数年はきつかった。
特に1年目は毎晩、寝る前におそってくるコイツには苦労したものです。
やったことが全て自分に返ってくる幸せ
フリーランスは良くも悪くも、すべての行動が自分に返ってきます。
サボれば売上は落ちますし、頑張れば売上はあがります。
その意味では非常に平等な世界だなと思います。
世の中には頑張っても頑張ってもお給与が上がらない会社や、足を引っ張ってくる人がいますからね。
もちろん失敗もすべて自分に返ってくるから重い
努力がきちんと返ってくるということは、失敗による影響もモロに受けるのがフリーランスです。
会社に勤めていたら、会社や上司が盾になってくれることもあると思いますが、フリーランスでそんなことは絶対にありません。
お金を騙し取られたら、自分が終わります。
人を裏切ったら2秒で返ってきます。
サボったらすぐ売上は下がります。(仕組みができてないと)
メールの返信をしなければ、下手すれば数百万〜数千万円のチャンスを逃します。
そういうハラハラする状況が基本的にずっと続きますね。
起業は紙を提出するだけ。今日できる。1円もいらない
フリーランスを長くやってると
「起業してるなんてすごいね!」とよく言われるのですが
起業すること自体は「誰でも」「1日で」できます。
なぜなら
・開業届
・青色申告書
を最寄りの税務署に提出するだけで起業はできるからです。
お金は1円も必要ありません。崇高な経営理念も、社員も、人脈も必要ありません。
今日、いますぐ、誰でもできます。
・・・・ってことを独立前の僕も知らなくて、起業にすごくビクビクしていたのですが、やってみたことでわかりました。
起業ってほんとに一瞬でできるんだなと。大変なのは起業してからです。
稼ぐより、稼ぎ続けることが100倍大変
この世界にいると、よく
「月収100万円達成しました!」
みたいななんちゃって成功者に出会うのですが、
6年フリーランスをやってみた今思うのは、「一瞬稼ぐことなんて全然難しくない」ってことです。
だって一時期死ぬほど働けばいいんですから。
健康も、睡眠も、食事も、遊びも、お酒も、恋愛も、家族も、時間も、、、なにもかも二の次にして半年ぐらい本気になったら、誰でも”一瞬なら”大金を稼ぐことはできます。
でも、仕事は一生やるものです。(途中で資産運用に切り替えない限りは)
だから、例えば半年で1000万円とか稼いで「おれすげーーー!!」って天狗になることに何の意味もないんですね。
僕らの寿命が100年だとすると、たかが1000万円では100歳までもたないからです。
だからそんな一瞬の儲けよりも、毎月安定して月50万円を50年間続けられる人の方がよっぽど賢いわけです。
それに一瞬大きく稼ぐと、変に目立って真似する人が沢山現れますから、それで自分のシェアが奪われて売上が落ちることだってあります。
何事も長期的に考えないといけないんだということを、フリーランスで学びました。
結局、「稼げること」よりも「好きなこと」をすることが、より長期的な売上に繋がる
これも6年ほど働いてみてわかったことなのですが、
「稼げること」よりも「好きなこと」をやった方が、長期的には売上が伸びるんですね。
例えば稼げることをセレクトした人は、最初の1〜2年はかなり儲かるでしょう。
でも、3年目ぐらいに「あれ?自分ってなにしたかったんだっけ?」っていう自己喪失に陥って(アイデンティティクライシスといいます)、外にあるはずもない自分を探しに、あれこれ遠回りをしちゃうんです。そういう起業家を沢山見てきました。そして僕もそういう時期がありました。
でも、最初から好きなことをやってる人は息が長くて
1年目はほぼ売上が出ないのですが、2年目ぐらいからじわじわ伸びてきて、3年目・4年目には前者よりも逆に稼いでたりします。
「好きだからこそ熱中できる」
「好きだから続けられる」
「好きだからそれを人に提案することもできる」
この辺が強みなのかなと。
僕自身も3年目から好きなビジネスだけを、好きな攻め方で、好きな金額だけ稼ぐように切り替えましたが、それによって逆に時間は増え、利益も伸びました。
目の前のお客さんを疎かにする奴は絶対に続かない
フリーランスを何年もやってるので、今まで数百人(もしかしたら1000以上)の起業家の方を見てきましたが
目の前のお客さんのことを疎かにして、自分がやりたいビジネスのことばっかりしたりとか、遊んでばっかりいるような人は例外なくお客さんが離れています。
まぁ、考えてみれば普通なんですけど、これを徹底的にできる人ってほぼいないんじゃないかな。
例えば、あなたがフリーランス3年目だとして、結婚して家庭がある身だとします。
あなたは2年間必死に努力をして、3年目にしてやっとフリーランスとして収益に余裕ができてきました。
だから今まで2年間支えてくれた家族のために時間を作ろうと思いました。
すると・・・土日に家族で旅行をしている間にお客さんから重要な連絡があって、あなたはそれに気づけませんでした。
はい。そのお客さんは離れていきます。言い訳無用。
あなたが家族のために時間を使ってることなんて、お客さんには関係がないことですからね。
あと他にも、
あなたが今までアフィリエイトの発信をしていたとして、周りにアフィリエイトを実践している教え子が集まっているとします。
で、あなたは「アフィリだけじゃなくて、物販でも結果を出して、教え子に他の可能性も教えてあげたい!」と思いました。
で、アフィリの実践を落ち着かせて、物販に力を入れていったとしますね。
そして、アフィリ関係のことで起きたアップデートに気付くのが遅くなってしまった。
はい。お客さんは離れます。
「いやでも完璧は無理だし、、翌日には気づいたし、、」は言い訳。
今までのあなたならできたことが、あなたが他ごとをしたがためにできなかったのなら、それはあなたに非が100%ある。
という風なことが長くフリーランスをやってると絶対あって、僕も幾度となくそういう場面に遭遇しました。
でも、すべては言い訳なんですよね。お客さんには関係がないことだから。
だから、何か他のことに時間を使うのならば、今いるお客さんの不満が募らないような仕組みを作ってからじゃないといけない。
そういう当たり前のことが、最近本当に深く理解できるようになりました。
今時「3年以内に倒産する」は間違い。正しくは「3年以内に会社員に戻る」。不安と孤独で。
「起業した人の9割は3年以内に倒産する」って言葉がありますが、これは嘘です。
嘘というか、20年ぐらい前まではそうだったのだと思いますが、
今は「インターネット起業」が当たり前になって、実店舗を構える人なんてほぼいないんですね。
だから固定費がかからなくて、倒産しづらいんです。
今時倒産するような人って、よっぽど怠けたんだと思います。
でも、3年ビジネスが続かない人はフリーランスでも多くて、
会社員やフリーターになる人が一定数いるんですね。
理由は「将来に対する不安」と「孤独感」から。
前者はイメージしやすいと思うので省略しますが、後者はネット起業あるあるで
ネット起業は社員を持つ必要もなく、自宅でできちゃうので
結婚してたり、同棲している人がいたり、遊ぶ友達がいたりしない限りは、
1日中ひとりでいることになります。
そんな孤独に耐えられずにバイトを始める人がかなりいます。
というか僕自身も同じ理由でタウンワーク見てた頃があるくらいです。
フリーランスでいう成功とは収入の多さではなく、「好きなことと稼げること」「仕事と家庭」のバランスがどれだけ取れているかである
世間一般的には「収入が多いこと」が成功の証だと言われてますが、収入が多くてもしあわせを感じられない人は無限にいて、僕もそこですごく悩んだ時期があります。
年収600万円になることを目標に頑張ってのに、いざなってみると孤独で、友達とも話が合わないし、仕事ばっかりで旅行に行く時間もない。パソコン作業ばかりで腰も痛い。みたいな。
どうにかしてそこを乗り越えて、年収1000万円になって時間も増えて、友達とも定期的に遊べるようになっても
好きな仕事をしてなかったから、幸せじゃなかったり。
幸いにも6年目の今は、好きな仕事だけをさせていただいてますし、時間もある程度作れて、毎月旅行にも行けてますが
それは僕が「すべてのバランスをしっかり意識する」ということを昨年からやってきたからです。
「仕事以外のことと、仕事のバランス」が取れてないと、幸せになれないんだということを
フリーランスを長くやっていて理解することができました。
ノマドワークは永遠に飽きない
長くフリーランスでノマドをやってるので「飽きないの?」と言われることがあるのですが、ノマドワークに飽きたことはありません。
毎日違うカフェに行くこともできますし、お気に入りが見つかったら一定期間そこに通うこともできますからね。
日々「非日常」を感じられるので、ノマドワークはこの先もずっと飽きることはないと思います。
人生どうとでもなる感がすごい
これだけ長く起業の世界で生きていると、「さすがに自分の生活費すら稼げないなんてことはないだろう」っていう妙な自信が持てるようになりました。
また、割とどん底と言える経験をしたこともあって、全部一人でなんとか乗り越えてきたので、よっぽどのこと(天災や病)がない限りは乗り越えていけるだろうという自信もあります。
だからいろんなチャレンジができるし、不安に押し殺されずに、毎日を生き生きと生活できるのかなと。
不安を乗り越えるには「自信」をつけるしかありません。そのためには結果です。
「年収1億」って人を見たとき、独立前は方法を知らなかったから「嘘だろ」って思ってたけど、フリーランス6年目になると方法と、その大変さが分かるから、どんな稼ぎ方であっても「すごいな」とは思う
僕も昔は「20代で年収1000万??」「え?フェラーリ?」「え?年収1億???嘘つけ!!」って思って、その人を疑っていたし
「どうせ悪いことをしてるに違いない。」と勝手に決めつけて、リスペクトしなかったのですが
今では誰がいくら稼ごうと、理論的に可能なことが分かるので、素直にリスペクトできるようになりました。
むしろ興味津々すぎて質問攻めするぐらい。笑
最近も、僕と同い年で年商65億円稼ぐ社長さんや、25歳で年商2億達成した社長さんや、19歳で月収500万円を安定させてる社長さんに出会ったのですが
「おいおいまじかよ。あんたらどんだけのものを捨てたんだ?地獄だっただろ。かっこよすぎ。俺もまだまだだな・・」
って(長いですが)本当に思いました。
世の中悪い人なんてほぼいなくて、いても僕ら程度の規模感で出会うことは少なくて、大半の成功者は死ぬほど努力してるんだということが肌感覚で感じられるようになりました。
お客さんを巻き込めないリーダーは孤独だ
フリーランスとしてある程度結果を出すと、人に何かを教えることがあります。
例えば僕の場合だと、BUYMAやWEBマーケティングを教えることがあるのですが、
こういう「先生」の立場になると、「先生だから」といってお客さんから距離を取られることがよくあります。
そしてある程度名前が広まっていくと、お客さんじゃない人ばかりの集まりに行っても
先生として見られて距離を取られたり。
また、先生にならないとわからない悩みも沢山あるので、そこを共有できる場所も少なく、孤独感を感じることがあります。
でも、お客さんを巻き込んだ企画を作れるようになると、孤独になることはなくて、
実際僕も合宿などでお客さんと一緒にパリに行ったり、ハワイに行ったり、韓国に行ったりしました。
お客さんを巻き込めない孤高なリーダーは孤独になりがちです。
会社員自体の取引先からだけ仕事をもらうのはフリーランスとは言えない
↑これはもう、昔からの取引先に依存してるので、取引先との関係が終わったら、収益が止まるわけです。
それって「会社が潰れたら終わる」っていう世界にいる会社員と同じ状況なので、フリーランスとは言えないなと。
僕が思うフリーランスというのは、自分でサービスを考えて、自分でサービスを作って、自分でお客さんを集めて、自分でセールスして、自分でリピート戦略を考えられる人です。
誰かや何かに依存する人はフリーランスではなく、その依存先の会社員だと思っています。
好きな時に、好きな場所で、好きな仕事を、、は3年ぐらいで飽きる。どれだけやりがいのある仕事をしているかが継続的な充実度に繋がる
よくフリーランスを勧めてるコンサルタントが
「好きな時に、好きな場所で、好きな仕事ができるから最高だよ!」
っていう売り文句を使ってますが、経験上これは3年ぐらいで飽きます。
原理的にはマズローの五段階欲求説を見ていただくのが良いと思うのですが
人の欲求は最初自分に矢印が向いたものからはじまって、(生理的欲求、安全欲求、社会的欲求)
そのあとに自分の外に矢印が向いた欲求に移ろいます。(尊厳欲求、自己実現欲求、自己超越)
自分を満たせるようになると、自分はもういいから、人を満たしてあげたい。そんな仕事をしたいと思うようになるってことです。(もちろん大前提自分を満たせてないと無理)
綺麗事みたいですが、僕の統計的に
だいたい年収1500万円を境に、人は「内側」よりも「外側」にコミットできるようになります。
世の年収何億もある大社長達が、未だに現役で仕事をしている理由はそういうことなんですね。
結局、フリーランスが好き
というわけでいろんな話をしてきましたが、6年やってみてやっぱり
こんなフリーランスが大好き
だと感じます。
だからこれからもフリーランスとして、おもしろい活動を沢山やっていきます!
今回の記事が現役フリーランス&新卒フリーランス&フリーランスを目指すあなたの参考になりましたら幸いです。
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